学部

教育課程

東北大学は二学期制をとっています。第1学期は4月1日から9月30日まで、第2学期は10月1日から3月31日 までです。1年次の第1学期を1セメスター(1セメ)、第2学期を2セメ、2年次の第1学期を3セメ…4年次の第2学期を 8セメと呼んでいます。標準的には、下図に示したペースで単位を修得していきます。 また東北大学では、各セメスターで授業科目を履修すると1~2単位が修得できます。卒業のためには、他学部の学生と一緒に受講する全学教育科目を39単位以上、教育学部や他学部で開講されている専門教育科目を86単位以上、合計125単位以上修得しなければなりません。履修する科目は、自分が自由に選択できる科目と、学部全体や所属コースによって必修科目として指定される科目があります。また、指定セメスターとの関わりで履修できない科目もあります。 2年次の第1学期(3セメ)になって専門の講義がはじまるころになると、いよいよ各所属コースに分かれます。

※以下は、令和4年度入学生から適用されているカリキュラムです。

共通の学び[1年生~2年生]

入学後、学生は、他学部の学生とともに学問の基盤や幅広い専門的教養を身につけるために「全学教育科目」を履修するとともに、教育学部生共通の知識や研究方法の基礎を学ぶため「学部共通科目」を履習していきます。

所属コース[2年次の第1学期]

1年次の第2学期になると、所属コースを選びます。コースは「教育学コース」と「教育心理学コース」の大きく二つからなります。学生は、各専門分野の講義を満遍なく履修することで教育学部生としての幅広い教養を身につけるとともに、履修モデルを参照しながら、将来、所属を希望する専門領域の知見を深めていきます。

研究室配属および研究指導[3年次]

2年次の第2学期になると、学生の希望にしたがって、指導教員を選び、3年次4月から正式に指導教員の研究室に配属となります。学生は、これまでどおり、近隣の学問領域の講義や演習を受けながら学びを深め、3年次の第2学期(6セメ)には卒業研究に向けての「研究指導」を受講します。ここでは、指導教員および関連する専門分野の複数の教員の下で、自分の興味・関心のあるテーマについての研究を深めていきます。

卒業研究[4年生]

4年生になると卒業研究を行ないます。ほとんどの研究室では、学生の興味・関心にしたがって進めてきたさまざまな文献研究、実験、調査の結果を卒業論文としてまとめて提出しています。

大学院への進学

東北大学教育学部は、全国でも有数の「大学院大学」で、さかんな研究がなされています。学部生の2割程度が、毎年、大学院に進学し、自らの専門性を高めてから社会に出ています。
指導教員の下で、大学院でも研究を続ける場合、教育学コースからは「生涯教育科学コース」「教育政策科学コース」「グローバル共生教育論コース」に、教育心理学コースからは「教育心理学コース」「臨床心理学コース」に、また両コースから「教育情報アセスメントコース」に指導教員の所属講座に即してコースが決まります。
これらのコースは、例えば、国際化の進む現代において異文化など価値観の異なるもの同士で課題解決に取り組む力を育成する「グローバル共生教育論コース」や、ICT化の進む現代社会において、教育における情報機器のあり方と教育における評価・測定の諸問題にとりくむ「教育情報アセスメントコース」、あるいは、公認心理師・臨床心理士になるための資格を目指すことのできる「臨床心理学コース」など、それぞれのコースの特色に即した高度専門職としての教育の専門職養成を担っています。詳細は『大学院案内』をご覧ください。