社会調査士資格について


1. 社会調査士とは

世間には,おびただしい数の調査活動と調査報告とが氾濫しています。一方,その水準は憂うべき状態にあるといわなければなりません。

そこで,社会調査の水準向上を目的として,調査を正しく評価できる人材,調査を正しく実施できる人材を育成するために,日本社会学会日本行動計量学会日本教育社会学会によって,社会調査士資格認定機構が昨年発足しました。

所定の科目を履修して申請すれば,学部卒業時に「社会調査士」,大学院修了時に「専門社会調査士」の認定証が機構から交付されます。また,就職活動等での便を考慮して,在学中の人には社会調査士(認定見込み)証明書が交付されます。なお,認定手数料は15,000円です。


2.
資格取得のために

社会調査士の資格認定を受けるためには,下記のAからGの科目(ただし,EおよびFはいずれか一方で可)を履修する必要があります。専門社会調査士の資格認定を受けるためには,社会調査士の資格認定を受けていることに加えて,下記のHからJの科目を履修する必要があります。

 (学部)A.社会調査の基本事項に関する科目
 (学部)B.調査設計と実施方法に関する科目
 (学部)C.基本的な資料とデータの分析に関する科目
 (学部)D.社会調査に必要な統計学に関する科目
 (学部)E.量的データ解析の方法に関する科目
 (学部)F.質的な分析の方法に関する科目
 (学部)G.社会調査の実習を中心とする科目
 (大学院)H.調査企画・設計に関する演習(実習)科目
 (大学院)I.多変量解析に関する演習(実習)科目
 (大学院)J.質的調査法に関する演習(実習)科目


3.東北大学の対応について

東北大学では,文学部社会学研究室,文学部行動科学研究室,教育学部教育社会学研究室が中心となって相談し,2004年度からこの制度に参加していくことになりました。現在のところ,個人での資格申請は認められていませんから,資格認定を希望する人は,それぞれの大学が定めた科目を履修し,大学(連絡責任者)を通じて資格申請を行います。[教育学部の連絡担当者は秋永教授 (akinaga@sed.tohoku.ac.jp)

履修科目については,下記の2006年度開設科目が,標準カリキュラム対応科目として機構から認定(もしくは追加認定の申請が)予定)されています。20042005年度とほぼ同様の科目となっています[20042005年度の認定科目については社会調査士資格認定機構のサイトをご覧ください].それぞれの科目は学部・研究室によって提供されていますが,科目によっては履修資格や人数に制限のあるものもありますから,注意して下さい。

教育学部の場合、資格認定科目の多くは教育学部で開設されており,そのうちのいくつかは必修もしくは選択必修科目になっています.しかし,文学部で履修しなければならない科目もありますので,資格認定を希望する人は,先生方とよく相談して履修計画を立てて下さい。

資格認定科目

東北大学における2006年度開講科目

教育学部における扱い

A

・行動科学概論「社会調査の基礎」[文学部]

選択科目

B

・行動科学概論「社会調査の実際」[文学部]

選択科目

C

・人文統計学「統計学の基礎」[文学部]
・教育計画論講義T「データ解析の考え方」[集中講義](追加認定申請予定)
__(いずれか1科目の単位が必要)

選択科目

選択科目

 

D

・人文統計学「推測統計と多変量解析の基礎」[文学部]

・教育研究の方法III「教育におけるデータ解析と統計検定」(追加認定申請予定)
__(いずれか1科目の単位が必要)

選択科目

 

選択必修科目

 

 

E

・行動科学基礎演習「多変量解析演習」[文学部]
・教育政策科学演習III「社会統計学演習」(追加認定申請予定)
__(いずれか1科目の単位が必要)

選択科目

 

選択科目

 

F

・社会学各論(「質的分析法」)[文学部]

・教育研究の方法U「フィールドワーク」(追加認定申請予定)

選択科目

選択必修科目

 

G

・行動科学基礎実習「社会調査演習」[文学部]

・社会学実習「社会調査12」[文学部]
・教育政策科学実習(追加認定申請予定)
・生涯学習論実習(追加認定申請予定)

__(いずれか1科目の単位が必要)

選択科目

 

選択科目

必修科目(教育政策科学コース)

必修科目(生涯学習論コース)

 

 



戻る