研究

教員紹介有本 昌弘

所属講座
教育情報アセスメント
担当分野
教育評価測定論
専門領域
教育評価測定論
担当コース
  • 学部/教育学・教育心理学
  • 大学院/教育情報アセスメント
研究内容

 知識基盤社会への移行やその中での学習の性質の変化に伴い顕著となった格差問題や地域の崩壊は、様々なスクール・ベースト・プロジェクトを必要としています。さらに、震災を機にしてOECD-Tohoku School Projectが立ち上がっています。そこでは、日本の教師や学校、地域を国際的な議論からエンパワーする埋もれた暗黙知の掘り起こしを可能とし、教師の専門職業人としてのキャリア発達(スクールリーダーシップ)デザインに結び付ける絶好の機会となります。その際に、アセスメントは、政策と実践をつなぐ議論の強力な切り口となります。

授業科目(講義題目)
学部
  • 教育アセスメント論講義(教育アセスメント:その概念、枠組み、研究方法)
大学院
  • 教育情報アセスメント基礎論(教育アセスメント:その概念、枠組み、研究方法)
  • 教育アセスメント概論(レッスンスタディとグローバルコンピテンシーに向けてのアセスメント)
  • 教育アセスメント特論Ⅰ(「イノベーティブな学習環境」:定義、枠組み、文化的文脈からの読み直し)
  • 教育アセスメント特論Ⅲ(教育評価・測定論研究の実際(1))
  • 教育アセスメント研究演習Ⅰ(教育アセスメントと研究方法)
  • 教育アセスメント研究演習Ⅲ(教育評価・測定論研究の実際(2))
主な研究指導テーマ
  • 震災後教育としての21世紀型スキルや「学びの可視化」、コンピテンシー向上への寄与
  • 21世紀型の学習環境としてのアセスメント、教育評価、アカウンタビリティとの関係
  • キーコンピテンシー(主要能力)と学習指導要領と教科書における通教科的アプローチ
  • サスティナビリティー教育、アントレプレナーシップ教育とESD(持続発展教育)
  • OECD(経済協力開発機構)とUNESCOのSchoolイノベーションのサポート構造
  • アカデミズムから知識生産のモード2への移行、雇用創出に向けた試み
  • 全国学力調査での高得点地域の背景要因とさらなるペダゴジーに焦点化した是正措置
  • 自己概念・セルフエスティーム、学級風土・学校風土、問題解決学習・体験学習
主要業績
  • 『スクール・ベースト・アプローチによるカリキュラム評価の研究』 2007 学文社
  • 『教員評価・人事考課のための授業観察国際指標--教員へのフィードバックによる学校の活性化』.2006 学文社
  • 『教育のシナリオ OECD未来の教育改革』(分担訳) 2006 明石書店
  • 『形成的アセスメントと学力-人格形成のための対話型学習をめざして』(監訳l) 2008 明石書店
  • 『スクールリーダシップ-教職改革の政策と実践』(監訳) 2009 明石書店
  • 『教師の意識を変える 校内研修マニュアル』(監修) 2010 学事出版
  • 『知識の創造・普及・活用―学習社会のナレッジ・マネジメント―』(分担訳)2012 明石書店
  • 『学習の本質 -研究の活用から実践へ』(分担訳)2013 明石書店