教員紹介鷲谷 洋輔
- 研究内容
フィールドについて書き出す研究者の視線には、<記述を積み上げるほどに、知識もまた積み重なる>という設定に頼るところが少なくありません。ならば、記述を削り落とすような研究実践は、これまでとは別様の知のありようを提起できるのではないでしょうか。そんな研究の構えを「引き算的方法論」として考え、フィールドから切り拓くことを目指しています。それは徹底してフィジカルで、あいまいさやアンビバレントを抱えるものになるように思われます。日本的な土壌に根差した知の可能性もまたそこに感じています。
研究テーマ:エスノグラフィー、身体化、自然、質的研究
- 授業科目(講義題目)
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- 学部
- 教育文献講読(教育文献購読)
- 生涯学習論演習Ⅳ(社会教育演習)(身体文化とエスノグラフィー)
- 大学院
- エデュフェア・マインド(エデュフェア・マインド)
- スポーツ文化論特論Ⅱ(からだで学ぶということ)
- スポーツ文化論研究演習Ⅱ(身体文化をめぐる方法論)
- 生涯学習論合同演習Ⅰ(生涯学習研究の新動向)
- 生涯学習論合同演習Ⅱ(生涯学習研究の新動向)
- 主要業績
論文
- Washiya, Y. (2022).Techniques without Names-Methodological Provocations from a Judo Dojo. Qualitative Research in Sport, Exercise and Health, 1-15.
- 鷲谷洋輔, (2020). 「体感のアンビバレント」, 『社会学論叢』,日本大学社会学会編, 198 号
- Washiya, Y. (2017). Playing together to be able to play- Extending field-based inquiry from the post conflict Bosnia and Herzegovina. Qualitative Research in Sport, Exercise and Health
- Washiya, Y. (2015): Legacy and legitimacy: historical ethnography of a judo dojo in Montreal, Canada. Sport in Society.
共著
- Washiya, Y. (2017). Shaky footages from the field – Experience of film ethnography in a judo gym. in Digital Qualitative Research in Sport and Exercise, Routledge, Edited by Andrea Bundon