研究

東北大学 大学院教育学研究科 教育学部 教員佐藤 誠子

佐藤 誠子 准教授 SATO, Seiko

所属講座
教育心理学
担当分野
教育心理学
専門領域
教授学習心理学
担当コース
  • 学部/教育心理学コース
  • 大学院/教育心理学コース
研究内容
教科の教授・学習過程に関する心理学的研究

 「知識を学んでも問題が解けないのはなぜか」「問題解決を促すにはどう教えればよいか」といった教える・学ぶ営みに関する心理学的研究をおこなっています。とりわけ,算数や理科などの教科の教授学習過程を対象とし,学習者の知識・思考のあり方とそれらに影響を及ぼす教授要因について検討をおこなっています。

授業科目(講義題目)
学部
  • 教育心理学実験Ⅱ/心理学実験(教育心理学実験Ⅱ/心理学実験)
大学院
  • 教育心理学研究演習Ⅱ(教育心理学研究の構想と展開2)
主要業績
  • 佐藤誠子(2022)知識の道具的機能の教授が自己完結的推論の抑制に及ぼす効果―四角形のルールによる図形分類課題を取り上げて― 教授学習心理学研究,17(2),60-71.
  • 佐藤誠子・工藤与志文(2021)概念変化はなぜ生じにくいのか―仮説的判断を阻害する要因としての自己完結的推論― 教育心理学研究,69(2),135-148.
  • 佐藤誠子・工藤与志文(2020)歴史的事象の推論に及ぼす知識間の関連づけの効果―コロンブスはどこに到着したか?― 教授学習心理学研究,15(1),11-21.
  • 佐藤誠子・蛯名正司・工藤与志文(2019)理科授業における操作可能なルールの教示が科学法則の初歩的な理解に及ぼす影響―質量保存則を例に― 14(2),42-56.
  • Sato,S, Nishibayashi, K, Shindo, T, Kudo, Y(2017)The effect of knowledge structuring on the application of rules. European Psychology Learning and Teaching Conference Program Book, 137-139.
  • 佐藤誠子・工藤与志文(2015)ルールの適用を阻害する学習者の思考過程の検討―ルールによる仮説的判断の難しさ― 教授学習心理学研究,11(2),54-65.
  • 佐藤誠子(2015)授業における学習者の「まとめ」の違いとその後の課題解決との関連―具体物を用いた算数授業の場合― 教授学習心理学研究,11(1),28-39.
  • 佐藤誠子(2013)具体物モデルによる教授が後続の課題解決に及ぼす影響―課題解決に対する妨害的作用とその制御条件― 東北教育心理学研究,13,43-53.
  • 佐藤誠子・工藤与志文(2013)種子植物の生殖ルールの適用をいかに促すか―「花と実の類似性」教授の効果― 教授学習心理学研究,9(1),1-11.