概要

お知らせ高大連携による国際交流会「アジアにおける未来の教育」を開催

高大連携による国際交流会「アジアにおける未来の教育」を開催

2022.11.09
国際交流会での全体討論
国際交流会での全体討論
国内外大学院生と高校生によるグループワーク
国内外大学院生と高校生
によるグループワーク

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宮城県宮城第一高等学校と東北大学大学院教育学研究科・海外5大学による国際交流会

東北大学大学院教育学研究科は令和4年8月16日、「アジアにおける未来の教育」をテーマとした国際交流会を開催しました。本交流会は東北大学大学院教育学研究科と海外5大学との共同教育活動「アジア教育リーダーコース」の一環として開催され、国内外の大学院生23名(うち東北大学大学院生10名)に加え、宮城県宮城第一高等学校の1・2年生(計13人)が参加しました。海外からはオンライン参加、国内からは対面参加を主とするハイブリッド形式の交流会となりました。

 参加者たちはグループワークとグループ発表会に取り組みました。グループワークでは5つのグループに分かれて、「日・中・韓・台における教育の現状と課題」と「アジアにおける未来の教育」について、大学院生と高校生たちが英語で議論した。発表会ではグループごとにそれぞれの論点を英語で発表しあいました。アジア各国における大学入試,オンライン教育などの現状から共通課題を抽出し、ポストコロナ時代における未来の教育のあり方について、深い議論ができました。

 宮城県宮城第一高等学校の生徒からは、「対面で東北大学の大学院生と交流ができて楽しかった。」「海外の大学院生との交流を通して、互いの国の教育の実情と課題について議論することができて有意義だった。」「学年を越え、学校を越え、国と言語を越えた交流が未来の教育のあり方そのものであると思う。」「英語での各国学生との交流を通して、アジア地域における教育の多様性を理解できた」といった声が聞かれました。また、「アジア教育リーダーコース」の参加大学院生からは、「ハイブリッドで日本の高校生との交流でき、日本の高校教育をよく理解することができた。」「日本の高校生が英語でグループワークに積極的に参加してくれ、日本の教育をより深く知ることができた。」といった感想が届きました。

 コロナ禍により、高校や大学では国際交流や国際共同学習の実施が難しくなっている中、高大連携のもとでの国際交流により、ローカルとグローバルをつなげる新しい国際教育の可能性を見出すことができました。