2026年9月21日、ウズベキスタン・タシケント市のウズベキスタン国立大学において、「東北大学×ウズベキスタン国立大学:中央アジア国際連携コンソーシアム〈日本教育・文化研究センター〉」が開設されました。本センターは、東北大学大学院教育学研究科とウズベキスタン国立大学との連携を基盤として、中央アジア地域における研究・教育・文化交流を推進するための連携拠点として設置されたものです。
東北大学大学院教育学研究科では、2026年4月13日、「ウズベキスタン国立大学との連携とその将来展望―中央アジアと日本の学術交流拡大を目指して―」をテーマとする「東北大学×ウズベキスタン国立大学国際学術交流会」を開催しました。同交流会では、中央アジアと日本との学術交流のさらなる発展に向け、両大学間の組織的な連携の可能性について意見交換を行いました。
さらに、同年6月には、教育・文化・言語学をはじめ、環境科学、災害科学、天文学など、多様な分野の研究者が参加する「中央アジアから広げる学際研究」構想検討会を開催し、中央アジアをフィールドとした学際的な国際共同研究の具体化に向けた検討を進めました。これらの取り組みを発展させ、中央アジア地域との研究・教育・文化交流を継続的かつ発展的に推進する中核的な連携基盤として、今回のセンター開設に至りました。
開設式には、ウズベキスタン国立大学からMadjidov Inom Urishevich学長、Toshmatov Shoohrat Amonovich副学長、Inakov Komil Qadirjanovich副学長、外国語学院のBakiev Khabibulla院長が出席しました。東北大学からは、大学院教育学研究科の小嶋研究科長、志宝先生、大学院文学研究科の大貫先生、学際科学フロンティア研究所の當真先生、柿沼先生らが参加し、今後の両大学の連携について意見交換を行いました。
本センターは、東北大学側の「中央アジアオフィス」と相互の連携拠点として機能し、両大学を核としながら、将来的には中央アジア各国の大学・研究機関等へと連携ネットワークを段階的に拡張していくことを目指しています。また、単なる国際交流の窓口にとどまらず、教育・文化研究を基盤として、中央アジア地域を対象とした学際研究、共同教育、人材育成、学生・研究者交流、社会連携などを総合的に推進する「知の連携拠点」としての役割が期待されています。
翌9月22日には、ウズベキスタン国立大学において「中央アジアと日本の学術交流の発展」をテーマとする国際会議が開催されました。会議では、4月の国際学術交流会を踏まえ、両大学における教育・研究分野の共同事業や学術交流の拡充について協議が行われました。
また、会議の一環として、ウズベキスタン国立大学社会科学学院(教育学部)、外国語学院と東北大学大学院教育学研究科との間で、学術交流に関する協定(AGREEMENT ON ACADEMIC EXCHANGE)が締結されました。本協定に基づき、両機関は、教育・研究分野における共同活動、教員・研究者の相互交流、学生の教育・研究交流、学術情報および研究成果・刊行物の交換、講演会・国際会議・セミナー等の共同開催など、幅広い分野での連携を進めていきます。
今回のセンター開設および学術交流協定の締結を契機として、東北大学とウズベキスタン国立大学との教育・研究面における連携をさらに深化させ、共同研究の創出、学生・研究者交流、人材育成を推進するとともに、両大学を核とした中央アジア地域との国際連携ネットワークの形成を進めます。これらの活動を通じて、日本と中央アジアとの持続的な学術・文化交流の発展に貢献していきます。